□第1話 「破軍吼ゆる刻」(はぐんほゆるとき) |
北辰七星の「破軍」「貪狼」の二星は、相争い地上の覇を唱える荒星である。
「破軍」の宿業を背負う少年、岱燈は天下を統べる覇者の剣「賢嘉爛舞」が納め
られている蓮通寺で暮らしていた。もう一つの荒星「貪狼」である慶狼は、自らの
野望を果たすため賢嘉爛舞を手に入れるべく蓮通寺に向かう。たった一人で並み
居る青龍党員、蓮通寺僧兵を蹴散らし、本堂に迫る慶狼。異変を感じ本堂へと急ぐ
岱燈。「破軍」「貪狼」の互いに喰らい合う宿業によってか、二星は賢嘉爛舞の前で
激突する。闘いの最中、岱燈は「破軍」の力の片鱗を発揮し、賢嘉爛舞を抜き
慶狼に一太刀浴びせるが、圧倒的な力の差に崖下に吹き飛ばされ、賢嘉爛舞を
奪われてしまう・・・。 |
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□第2話 「武曲の宿業」 |
「破軍を始末せよ」との慶狼の命を受けた薄気味の悪い男、史明は蓮通寺へ
向かった。史明の剣「萬祥史明」の魔眼によって頼羅を操られ、また自らも
動きを封じられ窮地の岱燈。まさに頼羅の命が危ういその瞬間、岱燈の身に
異変が起きる!右肩に「破軍」の紋様が輝き、人間離れした力で史明に襲い
かかる。
その力に驚きながらも、なぜか満足げな表情を浮かべ去って行く史明。
史明には、何か慶狼とは違った思惑があるのだろうか・・・。 |
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□第3話 「操気の契り」 |
岱燈、劉煌、頼羅の三人は都への旅の途中に、とある港町に立ち寄った。
港には、虎楊を頭とする水賊「渦津団」の船「闘牙」が停泊していた。翌日、
岱燈らは、豪雨により山肌が緩み、町の守り神である巨石「聖熊」が崩れ
落ちそうだという知らせを聞く。「聖熊」が落ちれば、町の壊滅は免れない。
一刻を争う事態に岱燈らは、渦津団に、町の人を船に避難させてくれと頼む
のだが、帝国の役人王鉛たちを乗せるために余裕はないと断られてしまう。
岱燈は、「聖熊」の落下を食い止めようと、一人山に向かうのだが・・・。 |
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□第4話 「五神闘士」 |
岱燈たちは、旅の途中、幼い娘林鈴を守って賊に襲われていた陳情を助ける。
その時、賊の用心棒をしていた鳳星というやたら調子のいい男と出会う。
事情を聞くと、どうやら自警団である張禁団の跡目争いで、先代の右腕だった
瑛烈が先代の一人娘、林鈴の命を狙っている、という事だった。その夜、劉煌
は瑛烈の屋敷に忍び込む。そこで劉煌は鳳星と会い、瑛烈が先代の屋敷の襲撃
を企んでいる事を知り、鳳星が五神闘士の一人「禄存」である事を知る。
鳳星は、師匠の命により自分の武器「霜纏弓」を探すため、瑛烈の用心棒に
なったフリをしているらしいのだが・・・。 |
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□第5話 「病みし帝国」 |
賢帝国の重臣、闘核は蓮通寺を襲った慶狼の行動が賢嘉爛舞を狙ったもの
ではないかと疑惑を抱く。しかし、汰臥帝は恐れからか慶狼の言うがままであり、
皇帝の命であるとされては闘核には追求するすべが無い。その頃、岱燈は
景州で一番大きな町に到着する。町で岱燈たちは財布を盗られた事から、
李延という少年と出会う。李延は役人も誰もあてに出来ない時世に、幼い孤児
の仲間を食べさせるため、盗みをしながら荒れ寺で生活していた。
翌日、荒れ寺に滞在していた岱燈達の元に、李延に財布を盗られ頭に
血が昇った三人の男が現れる・・・。 |
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